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文／2002world.com編集部
始まったばかりと思っていたＪリーグも、Ｊ１は約３分の１を消化。現在、鹿島が圧倒的な強さを発揮して２位以下を大きく離しています。ここまでわずかに１敗。２位の名古屋を勝ち点１０も離す強さは、かつてタイトルを欲しいままにした強い鹿島を彷彿とさせるものです。我慢のときを過ごして若手が成長したこと、アレックス・ミネイロが期待通りの活躍を見せていることが好調の理由でしょう。
ただし、２位以下は混戦模様。２位の名古屋から１４位の新潟まで、勝ち点５差の間に１２チームがひしめき合っています。横浜ＦＭや磐田がハードスケジュールに悩まされていることもあるのでしょうが、やはり、１シーズン制になったことで、１年間を見据えて戦っていることが最大の理由でしょう。そのため、引き分けは昨年の１１節終了時と比較して８つも増えています。混戦模様を抜け出して鹿島の独走にストップをかけるのは、どのチームなのでしょうか。
さてＪ２では４分の１を消化。全てのチームとの対戦が一通り終わり、互いの力関係が把握できたと言ったところでしょうか。リーグ戦の様子は、京都がトップを独走し、２位以下が混戦模様という昨シーズンと酷似した展開に。２位以下は、やってみなければどこが勝つか分からないという状況が続いています。上位チームが取りこぼしていると言うよりは、チーム間の力の差がなくなってきた結果と言えます。第１クールを見る限り、混戦模様は昨年以上。今年も最後の最後まで目が離せない展開になりそうです。
そんなリーグ戦では、ほんの少しの差が勝敗の行方を左右します。運であったり、勢いであったり・・・。しかし、結局は１年間を通して安定したパフォーマンスを発揮したチームが最後は笑うのがリーグ戦。自分たちが準備してきたものを信じて戦い抜くことが最も大切なことなのかもしれません。
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