フェリックス・マガト監督（FCバイエルン・ミュンヘン）記者会見
FCバイエルン・ミュンヘン　ジャパンツアー2005　ジュビロ磐田vs.FCバイエルン・ミュンヘン


今日の試合の感想

　全体として満足しております。前半は苦しみましたけれども、後半に３点返したということはかなり評価ができることだと思います。オリバー・カーンが今日、ゴールキーパーを務めることができたということを大変嬉しく思っています。最後の最後まで調子が分からなかったのですが、この24時間で随分良くなり、90分間フル出場できました。バイエルンも調子を上げてきていると思います。


今回のツアーの印象を聞かせてください。

　運営面でとても良くしていただいて、非常に感謝しています。来日しなかった選手については厳しい試合の後で、時差などを考えても大変な思いをしてまで連れて来る必要がないと考えましたので、ドイツに残しました。


今日、控えの選手がベンチにいなかったのですが？

　日本に来て出なかった選手のことですね？　それはトレーニングをしていました。


リーグ開幕前の１週間前という非常に重要な時期に日本で２試合やって、実際にどのような成果があったのか？　そして監督が試してみたかったことはできたのですか？

　テストはできたと思います。非常にレベルも高かったですし、最初の試合では１トップ、フォワードをひとりというフォーメーションもできました。そして全部の選手を出場させることもできましたし、これがリーグ開幕前の最後の試合になるわけですが、非常に貴重な体験をさせていただき、非常に勉強になったと思います。


来年、もしくはその先に日本にこういうふうに来るとして、リーグ開幕の直前に来るというのは、監督にとってどういう意味がありますか？

　今年はコンフェデレーションズカップがあったので、３週間の休暇をとらせてということで、今回のこの日程での調整がありました。来年はご存知の通り、ワールドカップがありまして、我々は「ファイナルに行く」ということをいちおう予定しておりますので、それが終わって機会があれば来たいと思っています。


非常に蒸し暑い悪条件の中での試合でしたが？

　まあ、それは選手にとって運命のようなものでして、雪が降っても、雨が降っても、暑くても、マイナスの気温の中でもやっていかなければならないのが我々の宿命であります。きちんと医療チームが水を用意するなど万全の体制をとりましたので、それは大丈夫でした。


今期新しい選手が何人か入りましたが、オットル選手の印象についてお聞かせください。

　新人の人たち、イスマエル、アリ・カリミなどを含めて皆に満足しています。内容的にイスマエル、アリ・カリミについては、まだ内容が万全とは言えませんが、アマチュアから来た新人のオットルについては、FC東京との試合でも今日の試合でも良くて、今日は特にアシストもしましたし、将来が期待されると思います。

●	山本昌邦監督（ジュビロ磐田）記者会見
●	試合後の選手コメント
●	レポートに戻る