鈴木淳監督（モンテディオ山形）記者会見
2004Ｊリーグ　ディビジョン２　第18節　モンテディオ山形vs.アビスパ福岡


試合を振り返って

　まずピッチコンディションがあまり良くなくて、ゲームの前には、できるだけ前でプレーしようということ、それから、ＤＦは、できるだけセーフティにやろうということ、雨降りの戦い方を選手に言ってゲームに臨みました。結果的に０−２ということで、前半の終了間際、ロスタイムにやられたのが最後まで尾を引いてしまったのかなと思います。前半の戦い方としては、そんなに悪くなかったと思うんですけれど、そこで失点するのは力の差かなと思います。

　ゲームを見てみると、試合前の指示が、選手がセーフティにやるということで攻撃が単調になってしまったかなという気がします。もっとつなげるところはつないで、サイドアタックをしたかったんですけれど、ほとんど、そういう場面も見られずに、前線の放り込むような形が多くなってしまいました。最後には、何とかカウンターを仕掛けましたけれど、そういったことにつながってしまったのだと思います。リスタートがらみですけれど決定的な場面もあったので、そこを決めていれば、もしかしたらという場面もありましたが、全体としては０−２という結果で、まあ完敗ですね。


福岡はサイドからのクロスが多いチームですが、何か具体的に対策は立てられたのでしょうか。

　サイドからの攻撃というのは良く分かっていましたし、それの対応ということでクロスをしっかり抑えるようにということは言ってましたけれど、非常に相手のクロスからの攻撃が有効で、それに対して守れなかったということです。


小林選手がＳＢのポジションでぶれーしていましたが、適正について問題はなかったのでしょうか。

　前節も、そのポジションでやっていますので今節もということです。太田がずっと怪我をしていまして、この試合にも不安がありましたので、適正という部分よりもチーム状況を考えてということです。小林がＣＢがいいのは十分、みなさんもそう思われていると思いますので、それで聞かれたこととは思いますが。


１点目の失点はベンチーニョに上がってこられてのものでした。そのベンチーニョに対する対策はどうでしたか。

　具体的に誰が付くとかいっても、我々のサッカーというのは、そういうものじゃないので。今日はベンチーニョがボランチのポジションから上がってくるというのは、もうトレーニングのところからシミュレーションしていて、コミュニケーションを取って捕まえるということでした。それで、捕まえていたんですけれど、捕まえていなくてやられたんじゃなくて、捕まえているにもかかわらずやられたということですので、対策については問題なかったと思います。あとはクロスに対しての１対１での守り方の部分での課題だというふうに思います。


次はベガルタ仙台との東北ダービーです。どう戦うおつもりでしょうか。

　次の試合についてはまったく考えていません。今日は今日で終わったばかりですから。


中２日という厳しい日程ですが、その間に修正するとしたら、どういった点になるのでしょうか。

　まずコンディションの部分がほとんどになると思うので、修正はほとんどできないというふうに思ってますので、コンディションを整えることが一番重要になってくると思います。


２位、３位の直接対決。結果的に負けて差が開いてしまいましたが、今後、どのように気持ちをコントロールしていくのでしょうか。

　２位、３位の直接対決というのは選手も、私も意識していたし、勝点も同じということで、ここで勝てば当然２位にあがることが出来るというのは分かっていました。そういう意味で、勝ち点３を取りたかったんですが、それが叶わなかったということです。ただ、モチベーションを高く持って今まで戦ってきていますし、選手はここまでしっかりとやっていますので、そういったことを信じて、気持ちを切り替えて、また高いモチベーションを保ってやっていきたいと思います。

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