松田浩監督（アビスパ福岡）記者会見
2004Ｊリーグ　ディビジョン２　第16節　アビスパ福岡vs.水戸ホーリーホック


試合を振り返って

　勝ち点３を取れたのが一番の収穫ですし、大変嬉しいことです。１−０という試合も今季は初めてですし、最後にポロッて取れて勝ったのではなくて、前半に取ったのを、今日は暑い中みんなで身体を張って、無失点で抑えて勝っただけに価値があるのではないかと思っています。


前半はむしろ水戸の流れだったように思いますが、後半はガラッと変ってアビスパの流れになりました。どの辺りにポイントがあったのでしょうか。

　前半はセカンドボールをほとんど拾えなかったんですね。たとえば相手のＧＫが蹴るボールだとか、そういう部分というのを中盤が取れなくて、それと、中盤でのボールの取られ方が悪くて速攻を喰らうというところもありました。あとは、今季初先発の宮本のところも、もうひとつ落ち着かなかったんで、そこらへんからピンチが続いたというのもありました。まあ、後半は盛り返してくれましたけれど。

　もうひとつは、外をほとんど使えなかったというのがありますね。山形と有光が、特に山形が中でボールをもらいすぎたかなという感じで、もうひとつ外を使った攻撃が出来なかったところが。やはり相手はかなり引いた形で守備体系を作っているんで、それは中々、縦パスというか、そういうボールでは崩せなかったという気がするし、それで相手のカウンターを喰らうというような感じになったと思います。


第２クールでの初白星が５試合目になったということについては、どのようにお考えですか。

　これまでの相手が強い相手だったかなという気がします。調子もいいし。水戸も、今日見られて分かるように粘り強いチームですし、侮れない相手でしたけれど、彼らももうひとつ勝ててないという流れがあったということで、こういう結果に終わったのかなという気がします。


ＣＢの２人が次節は試合に出られませんが。

　これから考えます。川島も最後に出たし、ホベルトであるとか、ＣＢのトレーニングもしているし、サテライトにもＣＢをやっている選手もいるし、増川もＣＢはできるし、まあ、いろんなところを可能性としては探っていこうかなと思います。


後半はサイドからいい形を作っていましたけれど、結果としてのゴールは生まれませんでした。この部分については、どのように捉えていらっしゃいますか。

　やはり点を取るという気迫というのが全然欠けていると思います。当然、ヘディングシュートというかね、ヘディングでボールを待たずに、とにかく突っ込んでいくという気迫があれば３点くらい入っていると思うんですけれど、その辺が引き続き課題として残ったなという気がします。

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