三浦俊也監督（大宮アルディージャ）記者会見
2004Ｊリーグ　ディビジョン２　第13節　大宮アルディージャvs.アビスパ福岡


試合を振り返って

　まず率直に思うことは、この雨の中に平日の夜、来てくださったサポーターの方に勝利をプレゼントできなかったということで非常に申し訳なく思っているというのが今日の試合の感想です。内容的に言うと、いつものごとく主導権を取りながら、シュートチャンスもある。しかし、後半、あれだけディフェンシブな戦いをしたにも拘らず失点を２点もしてしまったというところに、いま問題があると思います。


70分過ぎに失点することが多いのですが、それはスタミナの問題でしょうか。それとも精神的な問題ですか。

　やはり、ゲームプランの中でいくと、サッカーは90分間、主導権を取るというのは難しいと。勝っていると、（相手は）当然、残り10分、20分というのはパワープレーできますから。そこを受けきれていないと。これは精神的な面も含め、スタミナの問題も、もしかしたらあるかもしれません。そのために、ストライカーを１人外し、中盤に１人、人数を多くしたにも拘らず、守りきれていないということになります。両方だと思います。精神的な部分と、フィジカル的に弱いという部分ですね。


ここ数試合、同じような形で勝ちきれていません、どこかで何かを変えなければいけないと思うのですが。

　ストライカーを１人減らしたというやり方というのは、今回が初めて。今までの流れの中での失点というのは（別な方法で）試しました。それでも、尚且、やられてしまったということ。それには、もっともっとトレーニングを積むという必要があるかもしれません。

　ただ、トレーニングの中で、まだまだ大宮というチームは、やはり、比較してしまうとおかしいですが、攻撃力は３年前よりもいいと思いますが、ディフェンス力は３年前のあの時のチームと比べると、まだ弱いかなと。これはトップの11人だけではなくて、トレーニングを見ていると、チーム全体にそういうことが言えると思います。攻撃の意識は悪くはないですけれど、ディフェンス力というのは問題かなと、いま思っています。

　それには若い選手が、それぞれ改善するようなトレーニングを積んでいくかということになります。それと後は、今日のような形でディフェンシブにやるというやり方。それとセットプレーに関しては、これは、多分12チームの中で一番セットプレーのトレーニングを積んでいるでしょうから、それにも拘らず入れられてしまうというところなので、また、なにがしか変えたいと思います。

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