柳下正明監督（コンサドーレ札幌）記者会見
2004Ｊリーグ　ディビジョン２　第９節　コンサドーレ札幌vs.アビスパ福岡


試合を振り返って

　前半の立ち上がりから10分までは非常によかったと。ボールもきっちりと動かして、人も動いて、非常にリズムよく進めてるなという感じで見てました。それが、ひとつプレゼントゴールを与えて、それから選手が怖がって、相手のプレッシャーを受けて怖がって、サポートのポジションが取れなくなってしまいました。ボールも動かなくなりましたね。結局、一番の課題であるところは、そう簡単には身につかない、やはり時間をかけて、きっちりと身につくようにやっていこうと思っています。

　まあ、前半の立ち上がり10分と後半に関しては、積極的な姿勢が見られて、まずまずやれていたと思います。守備に関しては、失点を２点喰らって、３試合続いていますけれど、結局は組み立てのところでの自分たちのミス、それを奪われてやられているというのがほとんどですので、今のところの課題は組み立て、ボールを持っている人、持っていない人、いい判断をしてプレーをすることが一番だと思います。

　中２日空いて、すぐ３日後に試合があるんで、選手たちには立ち上がりの10分と後半のプレー、自信をもってやれば出来るということと、出来るだけ前への動き出し、前へのボールの運び、当然、スペースを見つけてですけれど、それをしていこうということを言いました。それに向かって、コンディションを整えながら、次のゲームに臨みたいと思います。


スタメンの選手に一部入れ替えがありましたが、これはコンディションを見てということなのでしょうか。

　そうですね。コンディションの悪い選手もいるんですけれど、それに伴ってプレーに自信が見られない、あるいは、運動量が落ちているとか、そういうところが見られた選手には、今日はフレッシュな選手を使いました。今日出たメンバー、プラス今まで出ていたメンバーというのは、ある程度計算できるんでね、人数は12、13ですけれど、誰が出ても同じことが出来ると思います。ただ１シーズン戦っていくためには、18人、20人前後、計算できる選手を作っていきたいと思います。


交代出場した清野選手、新居選手の活躍は今後に向けて明るい材料になるでしょうか。

　２トップをやっている４人に関しては計算が出来ます。今までも何らかの形でゲームに参加させているんで、４人の中でいい状態をキープしている選手を、これからも使っていこうと思っています。


今日の敗戦で最下位ということですが、それについての感想はありますか。

　ビリよりは１位の方がいいですけれど、本当に１シーズン闘ってきたことのない選手がほとんどですので、それに、初めてやるチームが続いているんでね、どういうことをやってくるかも分からない。基本的なことは理解していても、相手の出方が違いますよね、毎試合、毎試合、人も違えば。それに対する応用力というのが、まだ身についていないので、いい時間帯でいいプレーをしたりするけれど、素人のようなこともしてしまうということが続いているので、内容のほうを今のところ重視しています。確かに12位というのはよくないですけれど、それよりも、もっと先を見て、いまやっていこうと思っています。


後半の15分くらいのところでＦＷを２人そろって代えましたけれど、２人とも代えた理由は、どういうところにあるのでしょうか。

　２人のコンビネーションというのをトレーニングのときから見てて、いい感じてやっているので、それを考えたのと、ほかの選手もそこそこやっていたので、そんなにいじる必要はないと思いました。

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