山田監督（湘南）記者会見
2003Ｊリーグ　ディビジョン２　第38節　アビスパ福岡vs.湘南ベルマーレ


試合を振り返って

　前半、一瞬の集中が切れたこと、あの場面は読みきって防いで欲しかったなと思いますね。全体的に選手たちは一生懸命、集中してやっていましたけれど、うまく前線で、ＦＷが高い位置で時間を作ってゲームを展開するという自分たちのサッカーというものが、今日はあまり出来なかったんで、いいゲーム内容ではなかったですね。ただ、選手たちの姿勢は、最後まであきらめずにやっていたということは評価できますね。


後半の最初の時点で２人の選手を交代させましたが、そのあたりの意図を教えてください。

　前半１点リードされたことで、負けているゲームをどのように返すかということで、タイミング的にですね、後半にまた同じようなペースを掴まれると返すことが出来ませんよね。時間が出来ないことが（リードされている）理由のひとつなんで、時間を作ることでゲームの流れを変えたかったということとがひとつ。それと、やはり早い時間帯に追いつくことでゲームを動かせるチャンスが見えてくるわけで、90分のゲームの中で、今のチームとしては、あのタイミングだったということですね。


福岡の左サイドに随分ボールを集めていましたけれど、あれはやはりアレックス選手の裏を狙っていたんですか。

　そうですよね。アレックスの攻撃参加が一番の特徴で、守備がどうかっていうより、攻撃をすることによってアレックスの攻撃を防げるわけで、うちには右サイドに特徴のある選手がいるんで、そこは消し合いになると思いますけれど、そこでチャンスが生まれるもんだと大体読めますけれど、最後まで辿り着けなかっただけですね、今日は。それはアレックスの良さを消すということと、自分たちが生きるということが一緒になっただけですね、条件が。

●	松田監督（福岡）記者会見