松田監督（福岡）記者会見
2003Ｊリーグ　ディビジョン２　第26節　サガン鳥栖vs.アビスパ福岡


試合を振り返って

　勝ち点３を取れたというのが一番の成果でして、１−０でも、２−０でも勝ち点３を無失点でとるっていうのは非常にいいことじゃないかなと思っています。そこが一番の成果だし、結果が出たという意味では満足しています。ただ前半に関しては滑り出しはよかったんですけども、途中から相手の気迫というか、そういうものが非常に高まってきていて、そんなに意図的な攻撃かどうかはわからなかったんですけども、前へ、前へとくることにちょっと押されて、自分たちでリズムをなくしたところで非常にピンチを招いたと。

　そういう意味ではツキもあったと思うんですね、前半に関しては。あそこで決定力のあるチームであれば、先制されてたという状況になると非常に試合は難しかったと思いますし、鳥栖の選手はダービーということで非常に気迫があったために、前半戦った印象としては、非常に難しい試合だなという感じでした。

　後半に関しては、そんな中で気迫負けしないことと、自分たちのサッカーを貫くということで、もっともっとサポートを早くして、つないで外を使うという本来のサッカーをやろうということを心がけることと、サイドからクロスをあげられることが多かったので、状況を改善しようということで始めました。いい形で、いい時間帯で先制できましたし、そのまま０で抑えられれば問題ないと思っていたところに追加点ということで、非常にいい試合運びができたんじゃないかなと思います。最後までディフェンダーも、まあFWからですけど、守備面でも集中してやってくれたなという気がしています。以上です。


チームの状況は上を向いていると思うんですが、もうひとつ上へ行くためには、次の広島戦、大宮戦の結果が大事になってくると思います。次の試合に向けての意気込みを聞かせてください。

　結局、そういう対戦が続くんですけども、前回水戸に１−０で勝って、ある意味、この鳥栖戦しか考えてなかったですね。逆にすごく難しい試合になるんじゃないかなって思っていたんですよね。ここで星勘定みたいな感じになると足元をすくわれるるというふうに思ってました。いまはどのチームも、あんまり差はないと思うんですね、首位から最下位まで。そういうリーグなんで、相手のことはほとんど気にせずに、やはり自分たちのサッカーを貫くことだけ、そういうアプローチの仕方で、今度は、たまたま広島ですけど、そういうことでやっていきたいと思います。

●	千疋監督（鳥栖）記者会見