小林監督（大分）記者会見
2003Ｊリーグ　ディビジョン１　１stステージ第12節　大分トリニータvs.ジュビロ磐田


試合を振り返って

　いい入りが出来ました。ずいぶんサポーターの応援もあって、いい入りが出来ました。ただ、ちょっとしたミス、イージーミス、難しいミスじゃなくて、ちょっとしたミスで流れが大きく変わるっていうことを経験をしました。いい形で持っているんだけど、イージーミスで奪われてカウンターを取られてコーナーキックになったり、じゃあ、そういう取られ方をしているんで、もうひとふんばりしてコーナーキックを凌ぐかといったら、それが出来ない。あるいは、フリーキックの後にすぐポジションを修正できない。向こうのほうがスタートが早いというところで２点目。

　だから、前にかかるというわけじゃなくて、少しずつ攻撃的にやれているんだけれど、そういうところが残念だなと。大きなことよりも、そういう細かいところで基本的なミス、コントロールミス、サポートのアングルを変えて、もう一度ボールをもらってやれないとか、スクリーンで困っているのにあがってしまったりとかいう、そういうちょっとしたところのミス。相手が弱ければ、それは個人の技量で何とかして、そういう選手でも使うことが出来るんだけど、あんまり変わらないレベルになると、そういうちょっとした判断のミスから奪われたりするというのが出たと思います。

　後半システムを変えて、前がかりにやりました。そういう意味では、ずいぶん機能したかなと思います。それで取れなくて、残念ながら、やっぱり失点を先に喰らってしまったというのも、自分たちが攻撃をしている、それでハーフウェイライン近くでパスミスになる、それで持っていかれる。まだ、つながれるのなら対応できるのに、シュートレンジになったときに寄せが足りない。打たれるっていったときに立ってしまっている。もう一歩寄せられなかったんだろうかっていうところ、それは決して難しい問題だろうかっていったときに、それは違うと思うんです。執着心とか、そういうところが、もう少し欲しかったなと思います。

　残念ながらたくさんのサポーターの方に応援してもらったんですが、点を取るということで進んできましたけれど、点が取れない、逆に取られ方が悪くて点を取られたということで残念に思います。この大敗をバネに来週ら、もう一度締めていきたいと思います。この大敗を糧に次からのゲームを進めていきたいなと思います。

●	柳下監督（磐田）記者会見