ジョアン・カルロス監督（札幌）記者会見
2003Ｊリーグ　ディビジョン２　第20節　アビスパ福岡vs.コンサドーレ札幌


試合を振り返って

　こんばんは。またも最低というか、最悪の結果になってしまいました。前半を振り返りますと、もうほんの少しパスの精度を高めれば、決定的なチャンスというものを、もっと多く作れてゴールまで辿り着けたというのがあったと思うんですけれど、ほんの少しの部分の精度を欠いてしまって（ゴールに）到達できなかったというプレーの繰り返しだったと思います。

　後半に入っても、その質を上げられることが出来なくて、チャンスの数が、ゴールに辿り着く回数が少なかったことが、当然、ゴールの可能性を落としてしまってノーゴールに終わってしまいました。


ハーフタイムに配られたコメントの資料に、両SBの守備をしっかりしろとありますが、具体的にどのようなプレーをするように選手に指示を出したのでしょうか。

　確かにそういう話をしました。前半を振り返ったところで、特に相手の右SBの選手が、どんどん前に出てきて攻撃のサポートを簡単にしていたと、それを許している状況があったので、その選手にしっかりつくように指示を出しました。


後半、ホベルッチ選手を交代させましたが、どういう理由からでしょうか。

　砂川選手も代えましたよね？
　交代させるときの狙いというのは、いつも、ゲームの流れを良くするようにということですが、両方とも、もう少し攻撃の質を高めるために手を打ったという交代です。


レギュラー組で一度も戦術練習をしたことのない市村選手をホベルッチ選手の代わりに出したわけですが、そり狙いをもう一度教えてください。

　いや市村は、ちゃんとレギュラー組で戦術練習をしていますよ。多分、気づいていらっしゃらなかったと思うんですけれど、今週は攻撃の戦術のトレーニングに関して、火曜日に市村を入れて確認しました。たとえ、先週トレーニングに参加していなかったとしても、クラブの選手として、常に求められたときには、自分のプレーが出来る準備が出来ている必要があると思います。


今日は肯定が２人だったわけですが、３人目は遣う考えはありませんでしたか。

　いや、２枚しか考えていなかったです。


今日もたくさんのサポーターが駆けつけていましたが、サポーターはJ1昇格という夢を抱いて応援してくれていると思うんですが、J1昇格という目標に対する監督の今のお考えを聞かせてください。

　J2のサポーターの全ての皆さんは、J1に上がるということを信じて、願って応援に来ていると思います。何回もこれまでも言ってきていますが、J1昇格のために必要なサポートという意味では、サポーターだけがクラブの中で唯一いい仕事をしています。それは、これまでもお話してきたと思います。それに応えるべき活動を我々がまだ出来ていない、我々が活躍を見せることが出来ていません。

　もう一回強調しますけれど、向上していくことしか考えていません。今のところ、クラブの中でいい仕事をしているのはサポーターだけなので、それに応えるべきいい仕事を求めていくだけということです。それ以外のクラブに関わるいろいろな部門、選手を含めたいろいろな部門が、偉大なチームになるための仕事振り、まだプロとしての仕事振りというものを発揮できていないと思います。それを突き詰めていくということだけです。

●	松田監督（福岡）記者会見