セレッソ大阪　サポーター通信　〜じわじわと上位を狙う 　レポート／ぼへみあん

　難敵ジュビロに快心の試合運びで勝利し、1stボード（上位6位内）に入ってきた。３試合で勝点９を収めたことも記憶にない。

　もともと成績面ではジュビロを苦手にしていたように思えるが、試合内容としては従来からそれほど差がなかった対戦でもあった。立ち上がりこそ、ピッチがすべり、両チームともボールコントロールに苦労し、カレン、前田の若手が決定力を示さなかったジュビロに比べ、前線が早めに対応できたセレッソに軍配があがった。

　グランパス戦は、森島が累積警告により出場停止となるが、グランパスも6試合4得点のルイゾンがサントスFCへ移籍したため、貴重な得点源を失うこととなった。10勝7敗と３つ勝ち越し、６位につけながら得失点差が-1となっているように、粘り強く１点差の勝利を収め続けているセレッソである。いまだ３得点の試合がなく、自慢の攻撃力より懸念されていた守備力で好成績を残している。

　かつては苦手としていたグランパスであるが、今年はナビスコカップを合わせ、２勝１分と分がいい。監督が代わり、エースストライカーもいない瀕死の状態となりつつある相手に対し、しっかり勝ちを収め、さらなる上位をめざしてほしい。