セレッソ大阪　サポーター通院　〜究極のジレンマ 　レポート／ぼへみあん

リーグ再開後3勝2分と無敗で切り抜け、7位まで順位を上げたセレッソも、いよいよ次節の磐田から名古屋、浦和、大宮、広島、鹿島と4チームの上位チームとの直接対決を含むローテーションとなる。また残り11試合中7試合がホームゲームである。

セレッソを応援する人にはセレッソサポと大阪ファンがいる。後者は、若干の差はあれ、セレッソ、ガンバの両チームを応援する。しかし、前者は、セレッソを応援し、ガンバにはライバル心あるのみである。そういうセレッソサポにとっては、ガンバとの直接対決に敗れることは屈辱であるとともに、ガンバが公式戦で優勝することは取って代わるものがない悔しさとなる。

残念ながら、ナビスコカップは、直接対決の敗北によってガンバに優勝のチャンスを残した。そしてリーグ戦は、セレッソが勝つことによりガンバの優勝のチャンスを増やす。もちろんセレッソにはより上位に行ってほしいから、勝ち続けてほしい。まさしく究極のジレンマである。

3戦連続同一メンバーの先発が予想されるが、上位相手にこの好調が本物かどうか試される最初の試合が磐田戦である。福西が出場停止とはいえ、地力のあるチームである。好調な攻撃陣と安定した守備陣、そしてここ数試合に見られる粘り強さ。さらなる進化したセレッソサッカーを披露してもらいたい。