ヴィッセル神戸　サポーター通信　〜３／４ 　レポート／Ｔｈｅ　Ｓｔｏｎｅ　Ｒｏｓｅｓ

　ヴィッセル神戸がこれまで、かろうじて残留を続けて来れた要因に、外国人の影響力がある。彼らが強引に奪い取ってくれた得点や、防いでくれた失点が瀬戸際でヴィッセル神戸を救った。

　しかし、今季は外国人に恵まれていない。引退したエムボマもそうだが、昨季終盤の進撃を支えたホルヴィもプレーの安定感が欠けており、セットプレーにも期待が持てない。ホージェルは献身的なプレーを見せているが、去年のように得点をアシストする数はハッキリと減っている。これは１１人の問題ではあるが。

　そこに、ディエゴ・ソウザというレオンの置き土産が存在している。まだ公式戦デビューはしていないが、ブラジルＵ−２０代表の肩書きは伊達ではないだろう。そして新たに、イヴォ・ウルリッヒという、ボルシアＭＧの中盤の選手の名前が挙がってきた。私の知る範囲では、非常に地味な、質実剛健の中盤で、確実な仕事はするが爆発的なパフォーマンスは期待出来ない。

　だが、こうなると誰が登録外になるかが焦点となる。レオンがソウザをパルメイラスに戻すか、攻撃力ＵＰのために、ディフェンシヴなホージェルを切るか、切れを失っているホルヴィと替えるか。正直、どのパターンになっても帯に短し襷に長しの感が強い。もし化けるとしたらディエゴ・ゾウザだろうか。

　ヴィッセル神戸には、妥当な外国人では手当てにならない。大仕事をしてくれる選手を貴重な駒として登録したい。