鹿島アントラーズ　サポーター通信　〜セレーゾの腕前 　レポート／青山ケイ

　ナビスコ予選は結局Ｄ組最下位で終了。いろいろ考え方はあるが私としては、怪我人が多すぎ、また本来のポジションだったのも半分以下という厳しい中、最低限の戦いはしたのだと思う。若手の力不足云々・・・といっても、鹿島は代表不在の場合は、毎年ギリギリでトーナメント進出を果たしてきたような層の薄いチームなのだから、あの結果もやむなしとも思う（例年は小笠原・本山どちらかは残っていたしブラジル人もそれなりには働いていた、しかし今回は彼らが全くいなかったのだから）。

　若手には自分の力を知る良い機会になったはず。というか、あの経験をプラスに生かさなければ瑞穂・長居まで応援に行った我々サポーターの思いも空しくなる。先週末の順天堂大学との練習試合、一週間オフ後のハードなフィジカル練習真っ只中のためかコンディションもコンビもあがらず、何だかなあの内容だったが、あの試合が最低ラインであってほしい（決して若手達がやる気がなかったとは思いたくない、ただあまりにコンディションが悪かったのか判断・スピード等で大学生に負けていた）。

　怪我人も続々と復帰してくる。ついに隆行・野沢ともに万全という状況を迎え、アレックスの相方をどちらにしてくるのか非常に気になるところ。好調の原動力である野沢・アレックス・本山・小笠原の攻撃陣カルテットを見ているだけに、ここはやはりこのメンバーでスタメンでいってほしいと思う。隆行には申し訳ないけど、隆行スタメン時のセレッソ戦・ヴェルディ戦・新潟戦でチームの調子が落ちていたのを思い出すにつけ、ぜひとも願うところである。

　心配材料は小笠原が代表での疲れをどのくらい残しているか。小笠原が万全でなければ、本山&深井の２列目もぜひ試してほしい。深井はナビスコでも好調を維持していたし、本山は代表で出番がなく、Ｊでこそと力強く思っているはず。こういうギラギラした選手がやってくれるのではないかと期待している。いきなり、苦手かつナビスコでも戦った清水。かなり研究されているとだろうが、早いボール回しができれば有利に戦えるのでは・・と期待している。夏場の６連戦を乗り切ってこそ優勝の可能性が少しずつ見えてくる。今はまだチャレンジャーでしかない。