セレッソ大阪　サポーター通信　〜遅れてきた男ががんばっている 　レポート／ぼへみあん

　大阪市の外郭団体に大阪市スポーツ振興協会というものがある。今週の土曜日の試合前に『スポーツ観戦講座「初めてのサッカー観戦！in長居スタジアム』は催される。セレッソのGMである西村氏が講師となってスポーツ観戦講座を行い、その後試合観戦（ホーム側A席）となる。料金は1500円（観戦料込み）である。詳しくは

http://www.spopara.com/oc/event_info/event_1107157205-21276.html

を参照されたし。ただし、定員100名である。

　さて、今年入団し、早くもレギュラーポジションを確保した江添が、怪我で今シーズンほぼ絶望となった。このポジションを埋めたのが、江添と同じ関西大学リーグ（大体大）からやってきた前田である。江添が鳴り物入りで入ってきたのに対し、前田は、練習生として入り、シーズン開始直前に契約をした。サッカーダイジェストやサッカーマガジンのJリーグ名鑑には掲載されていない男である（後の号で追加掲載された)。初めてサブとしてベンチ入りした試合で、思わぬ出場機会を得、その活躍で続く2試合に連続先発した。

　久藤と組んだ右サイドは今のところスムーズにプレーされている。相手プレーヤーのマークをはずさないように、両選手がうまくカバーしているのである。一見、自由にプレーさせているように見えるのであるが、プレッシャーをかけることにより、守備全体のバランスとリズムが保たれている。むしろ、上がりすぎるゼ・カルロスの左サイドのほうがピンチに陥ることが多くなっている。

　ただ、問題は、前田というプレーヤーが研究されることである。セレッソサポにとってもノーマークだった(少なくともこんなに早くレギュラーになるとは思っていなかった）選手であるがゆえに、うまくいってる部分もあるだろう。プロで厳しいのはこれからである。今までうまくいってたプレーが通用しなくなることもあるだろう。しかし、与えられたチャンスを確実に生かし、セレッソの主力となって欲しい。