浦和レッズ　サポーター通信　〜生まれ変わったレッズ 　レポート／ジョージ・ベター

　ナビスコ準決勝名古屋戦は田中のハットトリックで完勝した。達也もここにいたって復調したと喜んだ後のリーグ戦は天王山ともいえる対マリノス戦であった。結果は０―０の引き分けに終わったが、どちらにも惜しいチャンスはあったし、ゴールキーパーの見事なセーブや読みの良いディフェンスなど見ごたえのあるゲームだった。

　後半の開始からマリノスがサイドへ長目のボールを入れてきて、前後を分断しようとしてきた時には少し相手ペースになりかけたが、程無く修正でき互角の勝負になった。どんな時でも自分たちのフットボールが出来ている。昔のリアクションフットボールは完全に影を潜めた。ただ、一瞬の気の緩みが見られ、それが相手のチャンスになっている。だから、０封のゲームの試合が少ないのだろう。次節鹿島戦は90分間集中して勝点３を取って欲しい。