浦和レッズ　サポーター通信　〜優勝へ向けて仕切りなおし 　レポート／ジョージ・ベター

　新潟戦は、前半にフリーキックからの２得点と相手のオウンゴールで３得点のリード、後半早々にエメのゴールで４点目、早い時間に勝利を決めてしまった。いままでは、フリーキックで泣かされてきたので、フリーキックからの得点は嬉しい限りだ。前半は中盤からの早いプレスで相手に仕事をさせなかった。でも、後半は手を抜いたのか安心してしまったのか新潟ペースであった。でも、得点を与えるような感じはしなかった。

　今度こそ零封かと思ったがＰＫを与えてしまいかなわぬ夢となってしまった。このようなゲームでは何時足元をすくわれるか判らない。今日は本当に好調で攻守ともに頑張っていた山瀬が膝を負傷してしまった。長期間の離脱だ。早く治してピッチに帰ってきてほしい。次節はその穴をどう埋めるのか興味深い。チームをあまりいじらないで長谷部のトップ下、酒井をボランチが良いような気がする。

　ＦＣ東京戦、山瀬の代わりにサントスがトップ下、左に平川が来た。とにかく、ＦＣ東京の守備が良かった。２．３人で囲まれては何も出来ない。エメにも良いボールが渡らなかった。中央の厚い壁を崩すことが出来なかった。シュートチャンスすら作り出せないそんな内容だった。

　レッズは後半途中から田中を投入し４バックにしてきた。選手の特徴を考えると良いシステムだと思う。右サイドから永井がチャンスを作ろうとしたが２，３人で囲まれては何も出来ない。右ばかりで左からの攻撃がほとんどなかったからＦＣ東京は守りやすかったのでないだろうか。

　山瀬の穴は大きかったということだろうか。それと、個人頼りの攻撃には限界があるということだろう。レッズにはダイレクトパスがないし。次節ガンバ戦はどのようなシステムで来るのであろうか。４バックも面白いと思う。いまや世界の主流である。そして、もっと左右を均等に上手く使えばよい攻撃ができるだろうと思う。好事魔多しというけれど、ここで今一度気を引き締めて優勝へ向けて頑張ってほしい。