浦和レッズ　サポーター通信　〜これぞサッカー、これもサッカー 　レポート／ジョージ・ベター

　前節ジェフ戦は、またもや前後半で別のチームでした。どうも、むらがある、これがいつものレッズで、ジュビロに追いつくにはこのあたりを何とかしないと。前半は、市原の動きが良く、囲まれて、何にもできなかったという印象です。そして、今シーズンの課題であるセットプレーの守備からフリーでヘッドで決められ、室井のなんともいえない彼らしいというか（やろうとしたことは判るし、正しいけど遅い）、スローなプレーからボールを奪われ、最後はサイドのフリーな選手に決められた。このあたりも、ボールに集中してしまう悪い面が出てしまった。

　これで今日は終わり何点取られるのかと思った。そして、長谷部、エメの負傷退場だ。ところが、ここからのレッズ今年は違った。交代出場の永井、岡野が頑張った。縦への動きでチームに流れを作ってくれた。選手もこのままでは終われないと目覚めたのだろう。もう最初からやってくれよと言いたい。ギドの言う、取られたら取り返し最後は勝つサッカーを体現してくれた。いつもの得点パターとは違った泥臭い得点、ゴール前のドサクサに反応した選手による得点、ある意味でこれぞサッカー、これもサッカーといい得点だった。

　とにかく、勝点を積み重ねづつ、後期にかけたい。エメの負傷は長引きそうだ、達也も復帰が遅れている。でもこのときこそ、全員が勝利に向かいひたむきにゴールを目指す、そして動き回るレッズが見れるような気がする。そして、一皮向けたレッズが生まれるのではにいかという期待が膨らんでくる。