セレッソ大阪　サポーター通信　〜苦しみの中、ようやくの勝利 　レポート／ぼへみあん

清水エスパルス　１−２　セレッソ大阪

　　11人13枚のイエローカードが舞った試合であった。雨の中、滑りやすいピッチであったため、ボディーコントロールが取れなかったのが主たる要因だろうが、それにしても多すぎる。特に、大久保は無駄なプレーで2枚のカードをもらってしまった。1枚目は、おそらくボールキャッチをした相手キーパーにプレッシャーをかけようとしたのだろうが、ブレーキがかからず相手の足を蹴ってしまった。スライディングし始めたときは、すでにキーパーがボールキャッチしていたことからやむをえないだろう。2枚目は、大きく浮いたボールに対し、オーバーヘッドキックを試みたのだが、ヘディングでクリアしようとしたディフェンダーの額を蹴ってしまった。密集地帯であったし、タイミング的ににもやや無謀だったかもしれない。イエローが出やすい状況でもあった。

　この日のセレッソは3バックだった。4バックで、両サイドバックを担うにたる人材がいない以上、3バックは当然だろう。カブラルも4バックの右サイドでは、相手のスピードについていけないし、その高さを有効には生かしきれていなかったが、3バックでは充分にその役割を果たした。攻撃は、森島が出場停止のため、ダイナミズムにやや欠けてしまったが、粘り強い守備に支えられ、少ないチャンスを生かした。

　さて、次節はラデリッチと森島が復帰するものの、大久保と徳重が出場停止となる。ポポロ監督は4バックで行くのか3バックで行くのか。勝った試合を参考とすれば、3バックが妥当だろうが。攻撃陣はロブレクを使うのか、山城を使うのか。ボールを前線でキープしきれないロブレクよりは、若手を使うほうが面白い。当面は、明日なき戦いである。