スペランツァF.C.高槻　サポーター通信　〜祭りの後の祭り 　レポート／え〜じ

　スペランツァF.C.高槻は、ゴールデンウィークの5/3（月・祝）〜5（水・祝）に掛けて行われた「第４回忍びの里レディーストーナメント」という大会に参加してきました。これは例年同時期に行われている大会です。昨年はユニバーシアード日本代表として相澤・下小鶴・庭田の３選手が参加したもののチームとしての参加は無かったので、２年ぶりの参加になります。

　今回は、ルネサンス熊本FCの選手を中心に構成された熊本県国体選抜も含めると、Ｌ・リーグのチームが参加全12チーム中７チームということで、来月から始まるリーグの本番に向けての貴重な実戦の場となりました。

　我がチームの結果はというと総合４位、見事僕の期待は裏切られた形に。。。
　裏切られたと言えばもう一つ、観客数の事。盛り上ったアテネオリンピック予選直後でしたから期待が大きかったのですが、多くの客席が埋まるといった事はまず無く、悪天候の２日目にはＬチーム同士の対戦でさえピッチ上の人数を下回っているのでは？という感じることもありました。大会全体を通して言えば例年よりも人出が多かったと聞きますが、どちらも甘くは無いということでしょうね。

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　さて、スペランツァの今大会の布陣は４−５−１。３月に行われたBelleCupと同様です。ただ違うのは、新加入の選手も揃い代表選手も帰ってきているということです。それから登録人数や交替可能人数の多い大会なので、下部チーム・ラガッツァの選手も加えた為、ベストメンバーでの実戦プラス多くのテストが出来るということです。３月にはギリギリの人数でしたからね。

　後からＧＫウォルシュ、ＤＦは左から高見、下小鶴、奥田、中鍋。ＭＦはボランチに高倉、その前に庭田、阪口、左サイドに相澤、右に小野村。ＦＷはワントップで小中山。交替で高倉に替わり松田、小野村に替わって鳥越、それから上辻がトップかサイドに替わって入るのが基本形。

　センターバックは現役のフル代表とU-19代表のコンビ。中盤にも複数のフル代表経験者と現在のU-19代表・阪口選手が居ます。昨年とは違っておおよそ適材適所に選手を配していると思いますし、他の上位チームと比較して選手の素質やチーム戦術には、贔屓目を差し引いても大きな差があるとは思えません。これはＬ・リーグをご覧になっている方なら分かって頂けると思います。それでも地元くノ一や、昨年のリーグでは２戦２勝のバニーズのL1の２チームに負けてしまったのは、もしかしたらメンタルの部分が大きいのかなぁと、JFA発行の「日本女子サッカーハンドブック2004」を読み終わった後だけに思ったりします（笑）。

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　今大会中に他チームの選手も含めて何人かの選手に話を聞く機会がありました。先日のアテネオリンピック予選がきっかけとなって、観客が増えると期待する思いは少なくないようです。いきなり全試合で何万人、何千人が押し掛けるようになるとは思っていないでしょうけどね。ひとりでも多くの方が見に来てくれるようになって、更にはただ見るだけではなく、良き理解者、良き支援者となってもらえれば、やり甲斐が出て多くの選手のメンタルの部分を解消してくれるのではないでしょうか。新たな観客をそう導いて行くのは、既存の支援者の務めでもあると痛感する大会でありました。後の祭りにならぬよう。