セレッソ大阪　サポーター通信　〜期待される若手が続々と 　レポート／ぼへみあん

セレッソ大阪1−2名古屋グランパスエイト

　いよいよシーズンが始まった。今年の長居の開幕戦は、ビッグフラッグのお披露目の他は、目立ったセレモニーもなく、ごく普通に始まった。オリンピック予選のため大久保を欠くも、森島、西澤、徳重をそろえた攻撃陣は鋭い。前半は、何度も名古屋のゴールを脅かし、久藤のクロスをＤＦが足に当てたボールを徳重が豪快に決めた。

　後半は、天敵岡山が登場し、逆転されてしまった。どうも、岡山は不思議なくらいセレッソ戦で活躍するのである。彼の最近のゴールもほとんどがセレッソ戦である。また、この日の失点の一つがセットプレーからであったが、プレシーズンマッチの神戸戦同様、この形だけは押さえなければならないといった補強であったのに、決められてしまったの不満である。

　この日は千葉と苔口がデビューした。レギュラーとなった大久保と多田、昨年活躍した濱田、中井、酒本といった若手にさらにライバルが増えた。セレッソは順調に若手に場を与え、競争も与えている。これは必ず財産になるはずである。特に苔口は、すでにU-19の代表に選ばれているものの、2002ワールドカップ代表、現日本代表計3人がいるポジションである。このポジションを勝ち取ることは、ある意味代表に選ばれるより難しいかもしれない。

　次節は埼玉スタジアムでの浦和戦である。オリンピック予選が激戦となっており、闘利王、田中達、鈴木啓、山瀬らは、相当の疲労がたまっており、中1日では、おそらく登場できないであろう（闘利王はもう無理だが）。今までの相性から考えると、エメルソン1枚のレッズより攻撃力は高いはずである。めまぐるしい展開となりそうだが、GKのファインセーブが勝敗を決するかもしれない。