スペランツァF.C.高槻　サポーター通信　〜はじめまして。 　レポート／え〜じ

　男子サッカーは、Ｊリーグが開幕し代表も予選を戦っていますが、女子サッカーのＬ・リーグの開幕は６月になります。とは言え女子日本代表のオリンピック予選が４月、U-19アジア予選が５月にありますし、それ以外にも各地でＬチームが参加するカップ戦が行われますので、代表のみならず各チーム共に新シーズンのスタートを切っていると思われます。

　そんな訳で少し気が早いですが、サポーター通信を書かせて頂こうと思います。ただ、2002world.comでは度々取り上げられるＬ・リーグですが、まだご存知でない方も多いと思いますので、まずは自己紹介ならぬチーム紹介から。

「スペランツァF.C.高槻」のホームタウンは、大阪府北部に位置する高槻市。市の中心部にある高槻駅は、大阪駅と京都駅を結ぶＪＲ京都線のほぼ真中にあたります。詳しい歴史などは省きますが、この高槻市は大阪そして関西でもサッカーの盛んな街のひとつとして知られており、各カテゴリーで活躍するチームがあり、Ｊリーガーも多く輩出しています。最近では市内に専用スタジアムを建設して、ガンバ大阪を誘致するという計画もあるそうです。女子サッカーにおいても、1980年の第１回全日本女子サッカー選手権から活躍した高槻女子FCというチームが嘗て存在し、草創期からその名を知られる土地柄です。

　その高槻女子FCと入れ替わるように90年に誕生したのが「大阪高槻レディースサッカークラブ」、これがスペランツァの歴史の始まりだそうです。翌年の91年に松下電器の支援を受け「松下電器レディースサッカークラブ・バンビーナ」となり、第３回Ｌ･リーグより参加。95年には「松下電器パナソニック　バンビーナ」に改称しました。そして、2000年にスポンサーの撤退により市民クラブとしてリスタートしたのが、現在の「スペランツァF.C.高槻」というチームです。

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「スペランツァF.C.高槻」は来期のＬ・リーグ1部（Ｌ１）を戦うチームですが、このチームには二つの下部チームが存在します。以前2002world.com編集部の西森さんも書いていらっしゃいましたが、改めて紹介させて頂くと、「ラガッツァFC高槻スペランツァ」、通称ラガッツァがひとつ目。こちらは中高生を中心としたユースチームで、将来のＬリーガーを目指します。現在所属する関西女子サッカーリーグ（１部リーグに相当。昨年までは３部制で、１部リーグ優勝。）では優勝候補の筆頭で、過去には全日本女子サッカー選手権の関西代表になるなど、その実力はかなりのものです。このチームからは多数のＬリーガーが誕生しています。

　もうひとつは「ラガッツァ'９９ＵＳＥＤ FC高槻スペランツァ」、通称ＵＳＥＤ。スペランツァやラガッツァなどのＯＧを中心に、サッカーを楽しむために集まった選手達です。楽しんでサッカーをするためのチームとは言え、こちらも関西女子サッカーリーグに所属しており、昨年の第15回全国レディースサッカー大会（旧全国ママさんサッカー大会）では堂々優勝。フットサルを始めたハロープロジェクトチームと対戦して、一躍有名（？）になったチームでもあります。

『中学生から始めてＬリーガーを目指し、Ｌリーガー引退後も楽しみながらサッカーが出来る。』
そんな環境の整った市民クラブ「FC高槻」を、応援せずにはいられない一サポからのサポーター通信第一報でした。