浦和レッズ　サポーター通信　〜狙うは３冠 　レポート／ジョージ・ベター

　ナビスコ決勝は快心の勝利であった。
　先制点が取れなければ０−１で負け、早い時間に取れれば大差で勝利すると予想していたように４−０の勝利であった。汚い鹿島の挑発に乗ることもなく終わった。

　戦前にオフトが言っていたように開始当初から全開で勝負した。全員の気持ちが一つになり立ち向かっていった。前半、危ない場面もいくつかあった。特に、前半終了前にエメと坪井が怪我で退場したときはピンチであったが全員でしのぎきった。ルーズボールも圧倒的に拾いまくっていた。まるで、往年の磐田か鹿島のようであった。

　後４試合、この一戦のように戦うことが出来れば、セカンドステージ優勝も現実のものとなると思った。しかし、突然のオフトの辞任発言が、選手のモチベーションに影響しなければ良いのだが。オフト体制は最初から２〜３年だった訳だし、ファーストステージの内容が今一満足のいくものではなかったことを考えると、次期体制について今から準備していたのは致し方ないのではないだろうか。ただ、ナビスコ優勝を踏まえて、来シーズンもオフト体制でのレッズを見てみたかったのも本音である。

　いずれ監督は変わる。オフトも岡田さんも何かのときに「監督は１チームに長くて３年が限度。」と言っていたと思う。選手はこのことに動揺せず、セカンド、チャンピオンシップ、天皇杯とすべてのタイトルを取るという高いモチベーションを維持し、残りを戦って欲しい。そうすれば、夢は現実になると思う。