セレッソ大阪　サポーター通信　〜吉村氏を悼む 　レポート／ぼへみあん

　ネルソン吉村と言えば、僕が若いころのスター選手だった。ヤンマーの釜本−吉村コンビは、それほど強くなかったヤンマーを強豪チームに仕立て上げた。ブラジル仕込みの個人技に魅せられた僕たちは、実際に見ることのできなかったブラジルサッカーというものに憧れたのである。彼の帰化がもう少し早く、かつ釜本が肝炎に倒れなければ、日本のワールドカップ出場は1970年になされたであろう。

　指導者になった後も、ヤンマーで監督を務め、セレッソではスカウトを努めた。セレッソが誇るべき森島や大久保を開拓したのである。

　心からご冥福をお祈りいたします。

　さて、次節の試合であるが、森島は出場停止（おそらく怪我のため今期いっぱいは無理？）ではあるが、大久保、徳重を中心とした攻撃陣にれべるの低下はない。この試合に勝って残留を確定することを期待する。