ヴィッセル神戸　サポーター通信　〜攻め手 　レポート／林　ヒロヒサ

　まず、ビスマルクの獲得に関して。
　個人的嗜好は、アリソンに傾く。しかし、とどのつまり外国人選手に求めるものは決定的な役割。それを果たしてくれるのであれば、正直誰でも構わない。日本人であれば、将来性やリーダーシップや経験など、ピッチ外の特長も考慮するが。これで神戸の外国人選手は、全員が三十代。年齢への懸念やネガティヴに考える向きも多いようだ。ただ、その辺りはドライでいいのではないか。一部の例外を除けば、所詮“外国人助っ人”は消耗品であり、代謝の激しいもの。短期間で結果を出していただかなければ無意味。

　さて、これで恐らく浦和戦も攻撃的ＭＦの外国人抜き。これでは、中盤の前方でタメが作れない。そうなると全体的な押し上げも遅れる。結果、仙台戦と同じくそこそこ守れるが、攻め手は無さそうだ。前半、サイドが元気なうちに点を取れれば、１ｓｔの浦和戦の再現が出来れば勝ち目は有るかも知れない。

　少しだけ相手を観察してみる。浦和は、高さが無い分サイドからワイドには仕掛けて来ない。京都戦も、ＦＣ相手にもそうだった。かなり窮屈な攻めをしている。前二人は目障りだが、守り易そうではある。しかし、中央に固まっている分、攻めのスペースは強引に作らないといけないだろう。そのためにも、繰り返しになるがサイドから、そして空中戦が安直ながらベターなように映る。