セレッソ大阪　サポーター通信　〜痛かった久藤の怪我 　レポート／ぼへみあん

セレッソ大阪　0-1　柏レイソル

　僕は、仕事の関係でここ2年間スタジアムでサッカー観戦をほとんどすることがなかった。今年は、セレッソ大阪の試合を中心に22試合みたのであるが、長居スタジアムの雰囲気が3年前と様変わりしてることを感じた。通常、長居スタジアムではSB席といわれるバックスタンドで観戦しているが、レプリカなどを着用し、ゴール裏の応援合わせて手拍子や声を出している人が多くなったのである。セレッソの場合、ゴール裏で立って応援しているサポーターというのは多くないのであるが、むしろこういった自然に育ってきているサポーターが今後長居スタジアムの雰囲気を大きく変えていくだろうと思う。

　試合の方は、前節のFC東京戦と同様、前半は相手の強いと思われるサイドをあえて攻撃の主体とおいた。すなわち、平山のいる右サイドである。左サイドの先発に佐藤でなく原を起用したのもそういう意図があってのことだろう。右サイドの久藤は前節と異なり積極的であった。明らかに後半勝負である。むし暑い中であるゆえ、90分フルタイムを全力で戦うのは難しい。1点先行されたものの、後半に期待できる展開であった。しかし、ここでアクシデントが起きた。久藤の怪我である。

　後半予定通り左サイドに佐藤を配したが、右はサイドは原がスライドした。原もそれなりの技術を持っているのではあるが、森島と久藤の呼吸ほどにはフィットしていないのである。加えて、大久保の不調である。体力的に疲れているというより、大久保らしいプレーができないのである。強引なまでのドリブルが見られない。思い切ったシュートが見られない。スランプというものであろうか？　一段上の相手と戦い、今までのプレーに限界を感じたのであろうか？

　今ひとつ心配なのが森島である。後半30分に徳重と交代した。その日のプレー振りから考えて、徳重の交代は大久保かボランチのアクセウと思っていた。それが森島である。われわれは、ピッチ上の出来事しか見ていないので、この交代は不可解に思われた。しかし、身近で見ている西村監督が判断したことである。われわれの気づかない故障や疲れがあるかもしれない。

　次節は、続けてホームで仙台戦である。今のパフォーマンス自体は悪くはない。ただ、ホームで勝てないということで、サポーターを含め沈滞したムードが漂っている。これを一掃すべく、共にがんばりたいものである。