浦和レッズ　サポーター通信　〜シュートを打て!! 　レポート／ジョージ・ベター

　ナビスコ杯ベルディ戦１−１での引き分け。
　ベルディに退場者が出たため一人多い状態にもかかわらず、約9千人の観客のうち８千人近くがレッズのサポーターであったその前で、無様な引き分け試合。ぜんぜん点が入る気配のないゲームであった。サッカーとはどんなゲームなのか？ゴールをすることが目的なのではないのか？

ボールポゼッションはベルディより上回っていたと思う。しかし、何のためにボールを回しているのか判らない。それに、決まったルーティンのボール回しで見え見えで恐くも何ともない。ボールのないところでのフリーランニングがないから何も生まれてこない。シュートを打とうとする意思が全く見えない。ただ、ただボールを回しているだけだから恐くない。むしろベルディの方が、バックの裏を取ろうとする動きがありそこへパスを通そうとするプレーがあり脅威を感じた。それと、中盤のリーダー不在を感じた。伸二が抜けて以降攻撃にめりはりがない。山瀬のけがでの欠場は痛いところである。

　レッズは、ロシア人のディフェンスを補強するようだけど、ゼリッチもいるしどういう判断なのか全く判らない。ディフェンスは思いきって若手に切替えて欲しい。また、補強するならドゥンガのような中盤のリーダーが欲しいと思うのだが。

　今週土曜日からＪリーグが再開するが、このままでは少し心配だ。今年はある意味どのチームもどんぐりの背比べ状態だから、ちょっとチームコンディションが崩れると、ズルズルと勝ち点を増やすことが出来ないという状態になりそうな気がする。
　ボールポゼッションはある程度出来てきたから、ボールのないところでのフリーランニングとバックの裏を取る動きで変化をつけて欲しい。それから、どこからでも点を取るぞというプレー、つまりはシュートをどんどん打って欲しい。そうすればダイナミズムが生まれ相手には脅威になると思うのだが。