松田浩監督（アビスパ福岡）記者会見
2004Ｊリーグ　ディビジョン２　第37節　ベガルタ仙台vs.アビスパ福岡


試合を振り返って

　とにかく連敗中でしたので、勝つという結果を得られたことが一番うれしいことですし、チームとしても、これでまた少しリラックスした形で試合を出来るのかなという気がします。ここのところ、前半に失点をしてしまうということが多かっただけに、中々勝ちパターンに持ち込めませんでした。試合展開に関しては、内容的にはどの試合もさほど変わらないんですけれど、そういう試合の展開のところで非常に難しくなっていました。それを前半を０−０で折り返したということで、今日は行けるなという感じになったのかなと思います。追いつかれた後も、選手の中に勝ちたいという気持ちが強かったと思います。逆転できて良かったと思います。


どちらも勝たなければいけないという試合で、最後まで厳しい展開でしたが、勝負を分けたポイントはどこにあったとお考えですか。

　どの試合もそうなんですけれど、やはり決定力というのが勝敗の差を分けたんじゃないかなと思います。最後は水谷が良く止めてくれた場面とかもありましたし。うちはそこを決めた、むこうは決められなかった。過去の試合、負け試合でもそういうことか起こっていましたし、こちらにチャンスが全くないわけではありませんでした。これまでは中々決められなかったところを今日は決めてくれたと。後は、我々の場合ですけれど、失点につながるような極端なイージーミスもなかったとということで、こういう結果になったのだと思います。


同じことを繰り返すことが大切だといつも仰っていますが、この試合に関して、特別に指示をされたことはありますか。

　特にはありません。４バックのチームと３バックのチームがあって、今日は３バックのチームだと。前回の京都の時は非常にボールが支配できて、いいリズムで試合を進めていただけに残念な結果だったんですけれど、京都戦とシステム的には同じようなチームですから、同じように、ボールを運ぶイメージとかは、そのままやっていいと。ただグラウンドが悪かったんで、ミスがでて相手の速攻を招きかねないところがあったんで、そこのところだけは注意して、リスク管理だけはきちっとしなさいということは言いました。ただ、基本的には外から攻撃していって、うちの優位制を活かそうということでした。

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