リトバルスキー監督（横浜ＦＣ）記者会見
2004Ｊリーグ　ディビジョン２　第14節　アビスパ福岡vs.横浜ＦＣ


試合を振り返って

　前半は、最初からうちのコンセントレーション、集中力がなかったので、少しずつアビスパのペースになって、ベンチーニョの決定機をはじめ、２、３回決定的なチャンスを作られてしまいました。ですから、前半の０−０というのは、ラッキーな45分だったと思います。それで、後半はメンバーチェンジをしてＭＦを５人にしたことで、ゲームのリズムが少しずつよくなりました。最初の15分間で２、３回のチャンスも作れました。その後は、すごくラッキーな部分がありました。大きな、100％のチャンスを３回も作られましたから。うちのＣＫからも大きなチャンスがありました。そのときは、絶対に点が取れると思いましたが、ＧＫにナイスセーブされてしまいました。

　試合の結果については、１ポイント取れたということは大変嬉しいです。うちの力じゃなくて、アビスパのラストシュートのミスで１ポイント取れたことは、大変嬉しいです。


後半に入って流れが変わりましたが、具体的にどの部分を修正されたのでしょうか。小野選手が、随分とボールに絡んでいたようですが。

　前半は変なミス、簡単なパスミスがありました。それと、前半は２トップでいったんですが、ＭＦとＭＦの間に大きなスペースがあったので、後半は北村を下げて小野をトップ下のポジションに入れたことで流れがよくなりました。小野が落ち着いてボールをサイドに出し、サイドからクロスが上がるようになりました。けれど、アビスパは攻撃的で強いチームなので90分間はコントロールできませんでした。


これで引き分けが10試合目になるんですが、これは勝ち点を重ねたと評価されていますか。それとも失ったと。

　今日の試合については、すごくいい結果だったと思います。今は、うちのＦＷの１人であるジェフェルソンが怪我をしたため、あまり攻撃的なサッカーが出来ないので、点があまり取れません。それで違うことを考えなければいけません。もうちょっと守備的にすることを考えなければなりません。私は昔から攻撃的なサッカーが好きですが、いまはそれが出来ないので、結果を考えて、もう少し堅いサッカー、点を取る可能性を考えながらも堅いサッカーをやっています。今日の結果はＯＫですが、すこし引き分けが多かったかもしれません。でも負けるよりはいいです。今の順位は５位か６位ですから、今まではＯＫだと思います。シーズンは長いので、これからいろいろなことが出来ると思います。

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