千疋監督（鳥栖）記者会見
2003Ｊリーグ　ディビジョン２　第29節　サガン鳥栖vs.川崎フロンターレ


試合を振り返って

　前節、山形で負けていた試合を同点に追いついて、いい流れでいくかなと思っていましたが、今日の全ては、前半にあれだけ押し込んでいて、ビックチャンスがあって、しかし、それを決められなかったのが一番の敗因かなと思います。


後半、攻撃的な選手を投入したにもかかわらず、前半の方が攻め込んでいました。後半、うまくいかなかった原因は何でしょうか。

　まずは、いい形で来てて、点が取れなくて、その中で失点を喰らったということで、焦りとかが選手の中に出てきたと思うんですけれど、後半のほうが、単調な攻めになりすぎているというのと、ボールの奪われ方が良くないということですね。


ハーフタイムのコメントで、「グランドの中で気持ちを出せ」、「前からマークに行け、勇気を持って」とおっしゃっていますが、後半は、それが出たのでしょうか。

　そこの部分が後半出てなかったという気がするんですけれど。


その原因は何でしょうか。

　そこはまた選手とミーティングで話し合わなければいけないところだと思うんですけれど。


川崎選手の交代の意図を教えてください。

　川崎選手を入れたのは、あまりにもジュニーニョ選手のところがパスミスが多いというところで、そういう形でカウンターを喰らうケース、そこから点を取られたということもあるんですけれど、もっとパス回しを正確にやって欲しいというところです。後はサイドチェンジですね。そういうところを川崎選手に求めて投入しました。


求めた部分について、川崎選手はやってくれたと？

そこはスタッフと話し合って・・・。


監督の印象で結構ですが。

　ポジション的にはいつもボランチをやっていますので、左に（サイドに）回したっていうのは、ちょっと慣れなかったかもしれませんけど。ただ、控えの選手にウイングタイプの選手をおいていませんでしたので・・・。


川崎しかいなかったというのもあるんですね？

　そうですね。つぶしとかいうことであれば、森選手になったかもしれませんけれど。


苦しい試合が続きますが、残り15試合、いずれにしても戦っていかなければならないわれです。多くのことをやれる時間はないと思いますが、ポイントを絞って立て直すとしたら、どういう点になりますか。

　まずは、今の状況の中では、もっとゲームの中で気持ち的に戦うというのが、もっと前面に選手が出すべきだと思っていますので、そこのところを言わなければいけないと思います。見てて、伝わってくるものが一番大事だと思うんですけれど、今日のゲームでも、はじめの15分、20分くらいまでは「行くぞ」という気持ちが見えていたんですが、それが段々とダウンしてきたというところがあります。それが１試合通して持続した中でのゲームだったら、いい結果が出ると思うんですね。点が取れる、取れないの問題もあると思うんですけれど、それが一番、サポーターやファンが求めているところだと思いますから、まずは一番はそこだと思います。そこをやはり言って、選手にやらせなければいけないと思います。

●	石崎監督（川崎Ｆ）記者会見