千疋監督（鳥栖）記者会見
2002Ｊリーグ　ディビジョン２　第21節　サガン鳥栖vs.湘南ベルマーレ

試合を振り返って

　今日はホームで湘南を迎えましたが、勝って順位を上げようということで臨みました。いままでの中で、中盤から後ろ、バックが引いてしまうというのがかなりあったので、中盤から前の選手がもっとボールに行こうということで始めました。そういう意識でやっていて、バランス的にはいい感じでやれたんですけれど、最後のほうで押し込まれ、また、カウンターを注意するということでやっていたんですが、ちょっと危ない、ピンチを招いた場面もありました。

　逆にうちもビッグチャンスがあったんですけれど、そこが入リませんでした。次に向けて最後のフィニッシュのところを決めるようにしていきたい思っています。今日は選手もみんなも、自分たちも勝ちたいし、サポーターの方たちにもいい結果を出してあげたいということで一丸となって戦いましたが結果はドローになってしまいました。また次、頑張っていきたいと思います。


大友選手が、今日、初めてFWとしてスタメン出場しましたが、その起用の意図を教えてください。

　大友選手は、もともとFWの選手で、突破力のある選手です。大実選手がポスト役という形で、大友選手の突破力を生かすということですね。そこは何回か、コンビのトレーニングもやっていますので、そういうことでの起用ということです。


監督としては機能したとお考えですか。

　FWとしては点を取ることがメインなので、そこのところでは・・・。いま鳴尾選手も怪我していますし、調子のいい選手ということで大友選手を使ったということで。そんなに悪くはないと思うんですが、点を取ることがやはり仕事かなと思うんですけれどね。そこの部分で、いいところ、悪いところがあったと思うんですけれど、そんなに悪い評価というのではないですね。


鳴尾選手が怪我のため、その代わりに起用したということですね。

　そうですね。みんな、怪我とか累積警告とかがいっぱいありますので、その中でベストの選手を使っていくという形で。まあ、試すということもありますけれど、いまいる選手の中で、いい状態の選手でいこうということです。


今日はチャンスもありましたが、攻めあぐねているなという印象が強いんですが、選手交代もあんまり機能しなかったように思いますし、攻めあぐねた一番の理由は、どういうところにあるんでしょうか。

　最後の、サイドから崩そうということで、サイドには行ってたんですけれど、そこからの最後のラストパスですね、そこの質が欠けたなという感じがします。


前回大量失点でした。今回は０に抑えたということに関してはどのようにお考えですか。

　やはり守備に関しては全員が点をやらないという意識で、今週トレーニングした中で、ボールに、ボールに１人は必ずアタックに行こうとやった中で、集中力を切らすことなく出来たと思います。まあ、危ない場面もありましたけれど、そういうところは、ちょっとしたところで点も入るし、点を抑えることも出来る。そこのところでは、みんな、守備に関して合格点じゃないかと思います。


GKなんですが、高橋選手が前節から起用されていますが、これも調子がいいということですか。

　そうですね。３人のキーパーがいて、その中で話を持った中で、いま気分的に乗っているとか、技術だけじゃなくてですね、その中で、本当にいい選手を使っていくということでの起用です。


服部選手は途中出場が多いですが、チームにかつを入れる役割をしていると思います。監督は、このあたりはどのように評価していますか。

　ベテランであって、いままでにすごい経験を持っていますから、あとはポストプレーには強い選手だということがありますので、ひとつためが出来るとか、きつい時にチームのために自分が何をしなければいけないかということが実行できる選手だと思います。


今日は鳴尾選手が怪我ということですが、怪我の状態と、チーム全体のけが人の様子を教えてください。

　鳴尾選手は、前の前の試合で足首をかなり捻っていて、足首の状態が良くなかったということです。今日も完全ではないということで、メンバー交代の中で話したのですが、結局出ることが出来ませんでした。


他のけが人の状況はいかがでしょう。

　全体はですね、いまはずっと、試合、試合で来ていましたて、うちだけじゃなくて、どこもけが人はいると思うんですね。うちも大きなけが人はいませんけれど、足首のちょっとした捻りとか、打撲とか、そういうのがあって。明日ドクターや、トレーナーとかに聞いてみないと、今日のゲームでどれだけ打撲とかのけがが出たのかは・・・。

　すでに一人、ハル（佐藤陽彦）選手が目のほうに肘が入ってて、けが人は多いです。後は警告のほうも多いのでね厳しい状態は状態です。いまのところ。


次の札幌戦に向けての意気込みを聞かせてください。

　まずは、いままでやってる中で、そんなに差はないと思うんですよね。ですから、次は間違いなく最後のフィニッシュのところですね。DFに関しては、中盤からどんどん行くということで、選手も今日のゲームを０に抑えたということで自信にもなったことでしょうから。勝ちに行きたいと思います。


前の試合では、その前の試合から６人、今日の試合でも、前の試合と比べて５人の選手が入れ替わっているんですが、その意図を教えてください。それから、選手には、どのようなことを伝えているんでしょうか。

　選手には、個人個人呼んで話をしています。それはチーム内の事情もありますので、個人、個人と話しをして、練習の中で調子がいいとか、怪我のところですね、打撲とかで無理をしても100％出来ない選手よりも、（100％）出来る選手ということで起用しています。やはり90分の長いゲームですから、途中で、途中でというのは３枚しかカードがありませんから。一応、メンバーの入れ替えには気持ちの問題もあると思いますから、そういう意味でメンバーが変わっています。


固定しようとか、そういう状態ではないということですか。

　けがとかがありますから、ある程度は考えているところはあるんですけれど、いま出来る状態でもないということですね。

●	山田監督（湘南）記者会見