千疋監督（鳥栖）記者会見
2003Ｊリーグ　ディビジョン２　第14節　サガン鳥栖vs.大宮アルディージャ


まずは試合の総括からお願いします。

　今日の試合は、選手たちが始めから勝つという気持ちで入っていって、その中でいい形で点がとれて、追加点、３点目というふうに、いい形で点が取れたと思います。途中、中盤のところが間延びをしていたので、そこを押し上げて、セカンドボールを拾うというふうに修正しました。内容的には勝ったということが一番大きいと思っています。


今日は勝ちにいくということで臨まれたわけですが、菅野監督（大宮）も仰ったんですが、思ったよりもアグレッシブにこなかったと。思ったよりも押さえ気味にいっているという印象だったんですが、試合前はどのような指示をされたんでしょうか。

　金曜日にここで練習したときの、その形を出すということで、攻撃の形を作ったということですね。


最初はとりあえず守ってから入るという・・・

　いや、そういうことではないですね。


どちらかというと、最初はあまり攻めてなくて、１点目を取ってから攻めだしたという印象があるんですが、そのへんは・・・

　そうですね。立ち上がりすぐにチャンスがあったと思うんですけれど、そこのところでもいい形で崩していたと思います。まあ点が入らなかったんですけど、いい形でやれていたと思います。


最下位脱出ですけれど、率直な感想をお願いします。

　いや、これからですね、まだどんどん上にいかなければならないんで、今日の中では勝ったっていうことはすごくいいことではあるんですけれど、やはり目標は１つ勝つことじゃなくて、常に勝って、上を目指すということですから。今日勝ったことに喜びはありますけれど、まだ上を狙っていかなければならないということで、勝ったということで勢いに乗るということが一番大事だと思っています。


後半だけを見ると数的優位をいかしきれずに、２−１で大宮に負けてしまったわけですけれど、そういった意味で反省材料もあると思いますが。

　やはり、負けが込んでいると、勝てないと不安とかも走ると思うんですね。ですから、今日の勝ちで気持ちを切り替えて、最後まで闘えばいい結果がおのずとついてくると思います。追い上げられましたけれど、一番大事なのは勝つということですね。後半の２−１に関しては、そこは修正するところだと思います。ただ、一番は結果にこだわるということですね。


前半から後半の始めにかけて３点取った上で、相手を０に封じ込めていたのに、後半の20分過ぎから攻め込まれるシーンが増えてきたわけですが、数的にも優位で、米山選手を下げて守備を厚くした上での２失点というのは、どのあたりに原因があったと考えられていますか。

　いまさっきも申しましたとおり、気持ちのもんだと思います。不安だとか、そういうのもあるし、いくら10人といっても相手にもチャンスはありますから。まずは勝つということが一番ですから、あとの細かい修正は次のためにすることだと思います。


次は福岡戦、勝てば順位が上がるという大事な試合ですが、どのように臨みますか。

　いまの勢いで、みんなでひとつになって行くしかないと思っています。

　どうもありがとうございました。

●	菅野監督（大宮）記者会見