浦和レッズ　サポーター通信　〜好調、浦和レッズ 　レポート／ジョージ・ベター

　前節大分戦は、なんとも摩訶不思議な試合であった。試合に負けて、勝負に勝ったって感じかな。ボールポゼッションは圧倒的に大分のほうが良かったと思う。特に後半は完全に大分がボールを支配していた。でも、点を取られる気配はなかった。そういう意味では、ゲームを支配していた。

　17分に田中がドリブルで仕掛けパスを受けたエメルソンが先制弾を叩き込んだ。その後はしばらく大分ペースであったが、40分にアレックスからのグラウンダーのクロスをエメルソンが決めて追加点をあげる。エメの技術の高さを示す得点だった。その後、42分にエメルソンのシュートのこぼれ球を山瀬が決め、43分には大分ＤＦからボールを奪った田中が自らドリブルで持ち込み左足でゴールを決めた。３分間で３点、それも前半終了間際のよい時間帯に相手を突き放した。

　ところが、ハーフタイムで気を取り直してきた大分に後半はボールを支配されてしまった。でも、点を取られる気はしなかった。今日こそは完封かと思ったのに、ディフェンスのミスから80分にマグノアウベスにゴールされてしまった。残念。どんな状況でも、あわてずに自分達のサッカーが出来ている点は評価できる。しかし、得点パターンが個人技中心に戻ってしまったのは残念である。達也の影響なのだろうか？

　選手層が厚くなり、誰が先発で出てくるのか、どのような得点を上げてくれるのか楽しみな昨今である。