アルエット熊本　サポーター通信　〜熊本からＪリーグを！ 　レポート／川邊　宏次郎

　去る４月１日、熊本日日新聞社内に「『熊本からＪリーグを！』県民運動推進本部準備室が設置された。競技団体だけでなく自治体や経済、労働団体など各界、一般市民のパワーを終結して¨県民運動¨として推進、景気低迷の続く熊本に「元気の源をつくる」のが狙いだ。予定では７月末に運営会社「熊本ＦＣ（仮）」を設立、年内にチームの大枠を固め、４年後のＪ２昇格を目指す。人員は当面は県内企業と県からの出向者。熊本市も人材の派遣を検討しているという。

　まず、今年度の活動費として１億円をめどに企業等から出資を募るが、これは現在の段階でほぼクリア。県内多数の企業より出資の内定をもらっている。当初は県外からＪＦＬ強豪チームの誘致、新チームの設立も考えられたが、既存の県内有力チームであるアルエット熊本を母体にすることが決まった。今シーズン終了後に来期に向けて外国籍選手を含めた選手補強などの本格的な強化が始まる。

　現在、日本中にはたくさんのＪリーグを目指したチームが誕生しているが、それのどれよりも熊本は本気だ。企業、行政、県民が同じ夢の為に走り出した。必ずやこの夢を実現してくれることだろう。