セレッソ大阪　サポーター通信　〜フラストレーションたまるサポーター 　レポート／ぼへみあん

セレッソ大阪　０−１　横浜Ｆ・マリノス

　代表のヨーロッパ遠征、ワールドカップ予選を控えて、リーグ戦は一時中断、その合間に行われたナビスコカップである。通常と異なり、アウェイ側のゲートは使用されず、メインゲートにマリノスサポが並んでいた。この日、マリノスサポは、自分たちの手でアウェイバスを仕立てて多数来阪した。

　最近は、ゴール裏で観戦することが多いのであるが、この試合はテレビ放映がないので、久しぶりにバックスタンド観戦となった。ジェフ戦で攻撃的に布陣を組み、光明が見えたのだが、この日のボランチは下村と布部、ということからやや守備的で、ロングボールを放り込む攻撃が主体となることが予想された。実際、単発的にゴールを脅かすものの、ＤＦを崩すにいたらず、逆に主力が数人抜けているマリノスのパスをつなげられた攻撃を許してしまった。

　失点後に、濱田、酒本の投入でようやく攻撃が活性化する。パサーが入ると、酒本の動きが積極的になり、ＤＦの裏でボールを受けようとする動きを見せるのであるが、濱田の反応がよくない。サッカーダイジェストでムラデノビッチ前監督に、強烈なだめ出しをされた濱田であるが、それを振り払うようなプレーを示すことができず、サポーターからも痛烈な野次が飛んでいた。

　サポーターのフラストレーションは非常にたまっている。試合後の選手たちの挨拶に対しても、ブーイングや野次が、バックスタンドからも飛び交う。試合ごとに戦い方が変わる不安定な指揮。そのうえ、次節は、サポーターの最後の希望である森島も怪我欠場となる。厳しい戦いはまだ続く。