セレッソ大阪　サポーター通信　〜迷走するセレッソ攻撃陣 　レポート／ぼへみあん

浦和レッズ　４−２　セレッソ大阪

　2試合連続の逆転負けである。昨シーズンに課題としてあげられ、積極的に強化したはずの守備が破綻している。
　この試合では、西澤、大久保、森島を前に配置、左右に徳重と酒本、ボランチの久藤と攻撃的な選手が半数以上を占めている。それが功を奏し、先取点を挙げたものの守り切れない。

　見る限り、選手それぞれが自分の長所を生かしてないように思える。酒本は、そのドリブルに長所があるのに、それをトライできていない。森島は、運動量やフリーポジションは見られるが、昨年までのような司令塔の動きができていない。他にも、西澤のそのやわらかい動き、徳重の思い切ったミドルシュートなどなど。久藤も、前線では効果的なテクニックが、ボランチで得点につながるミスをしてしまう。

　どうも、ムズロビッチ監督が、チームを把握しきれず、選手もとまどいがあるようだ。ポテンシャルの高さで、得点は挙げているが、守備との連携がないため失点を喫している。

　今週はナビスコカップである。相手は、セレッソ同様、リーグ戦で勝点をあげていないヴェルディである。どういったメンバーで叩くかは不明であるが、リーグ戦建て直しのきっかけを作るためにも、大胆な起用をしてほしい。