浦和レッズ　サポーター通信　〜殻を破るために 　レポート／ジョージ・ベター

　毎度、毎度同じ事を言わなければならないのはとても疲れる。対ＦＣ東京戦も大分戦同様、ボールポゼッションは出来ていたというより持たされて、結果は０−１の負け試合。どういう訳かＦＣ東京には勝てない。水曜日のナビスコ杯、対ヴィッセル神戸戦も同じようなもの、試合開始早々と得点を入れた時間帯は動きは良かったし、エメと永井がいつになく切れていたように感じたので期待したのだが、結果は１−０での辛勝であった。

　トップにくさびを入れた後の崩しの動き、つまり的確なフォローとバックの裏をねらった第３，４のフリーランニングがないから崩せない。また、シュートを打とうとする意志が全く感じられない。

　バランスだなんだと言ってないで、ぶっ倒れるまで動き回るくらいの気概が欲しい。リスクを冒さなければ、相手にだって危機感を与えることは出来ない。考える前に動け、間違ったら修正しろ、ボールが来る前に回りをよく見て得点を取るための選択肢として何がベストなのか考えろ。今の殻を破るためには何か無茶苦茶な事をやらないと単なる優等生の集団で終わってしまう。