鈴木淳監督（モンテディオ山形）記者会見
第85回天皇杯全日本サッカー選手権大会　第４回戦　浦和レッズvs.モンテディオ山形


試合を振り返って

　サポーターが多く駆け付けてくれて、それに感謝したいという風に思います。
　前半、相手を自由にさせないという事で、守備をしっかりして、チャンスは数少ないだろうけれども、それを狙っていくということでゲームに入りましたが、思うようにですね、点が取れてゲームプランとしては成功したんですけれども、後半に入ってちょっとやっぱり（相手の）縦パスが入る機会が多くなってしまって、そこのところで特にトップの選手のマークがちょっとあやふやになってしまったかなという風に思います。

　そんなところを突かれて２点とも失点をしたんですけども、全体としては（相手の）プレッシャーが速いので、なかなか思うようにボールが回せなかったっていうこと、それで相手にもある程度、自由にさせない時間帯もあったんですけども、やはりプレッシャーがこちらもなくなると、ボールを自由に回されるというということ、それから相手も段々プレッシャーも落ちてきて、その中ではボールも回せるようになったんですけど、最後の崩しのところがほとんど出来ず仕舞いだったかなという風に思います。

　Ｊ２のリーグ戦がまた３日後にありますので、そこに向けて気持ちを切り替えてやっていきたいという風に思います。


次節の仙台戦に向けて、今日の試合の課題と収穫について

　今日のゲームというか、全く天皇杯とリーグ戦では別ものだと思います。ですから今日の課題が次の仙台戦に向けて修正してというわけにはいかないという風に思いますので、ちょっと天皇杯とリーグ戦と違うので、また違った意味合いで課題というか、精神的なところとかが重要なのかなと思います。


小森田選手が登録から外れたようですが、その辺りの経緯を説明下さい。

　クラブの方で登録をミスしたということです。


小森田選手はいらしてましたよね
　
　はい。（事前に知らなかったのかという質問に対し）知りませんでした。


先ほどの質問で収穫と点での解答がありませんでしたが、林選手の先制点を含め収穫点は？

　ゴールを出来たことは非常に良かったと思うんですけど、やっぱりプレッシャーの速い中で、なかなかボールが自由に回せないということですね。もっともっと自身を持って、ボールを回すということをやっていかないとダメなのかなという風に思っています。で、収穫というか、ある程度はやれるんでしょうけれども、やれるって部分とやれない部分、そのやれない部分の差がかなりあるのかなと思いました。


先週はもっと自信をなくしていたとのことですが、今日の（ゲームの）入りとかは…

　非常に良かったと思います。前半、浦和さんの戦力とウチの戦力を考えた場合は本当にいいゲームが出来たという風に思います。ある程度、相手を自由にさせないということも出来ましたし、そういった点は収穫なのかなと。


リーグ戦でここ２連敗を喫していて、試合後の会見で「ボールを触りたがらない」とか「自信をなくしている」とかいう、かなりチームの状態としては悪い印象を受けていましたが、今日の浦和戦でそういったものを払拭出来たのでしょうか。

　実際、勝てていませんので払拭はされていないと思います。ただ浦和に対しても勝ちにいこうという姿勢、最後まで諦めない姿勢が見られた、その点では（リーグ戦の）前回の対戦とはまた違っていたものだと思います。


今日の試合というのは次の仙台戦に繋がるものだったのでしょうか

　はい、繋がると思います。


根本選手に交代の際、念入りに指示されていましたがどのような内容ですか。

　いや、特別に念入りな話してないですけど、スペースに飛び出していく動きと、セットプレーのとこ、彼はヘディングが強いのでそれを狙っていこういうことです。


Ｊ２のリーグ戦の大事な時期にＪ１の人気チームとの天皇杯が挟まるというのは、試合の位置づけとして、どういう感じで臨むものなのか。

　非常に難しいゲームではあります。しかもやっぱり我々は今、昇格のところを争ってる段階ですので、その段階でしかもミッドウィークに天皇杯がくるということ、そしてウィークエンドにＪ２の試合がくるということで、非常に難しいゲームでした。ただ日程としては天皇杯でＪ１のチームとゲームをして、レベルの確認をしたり、個人的な力量を見たりということでは非常に大切なゲームですので、その辺をモチベーションにして今日は闘いました。


小森田選手の登録ミスによる影響は試合にあったのか

　当然あります。


今日の林選手の出来はどのように評価するか

　林は今日、非常に良かったと思います。ゴールも決めましたし、スペースに出る動き、楔のところでもある程度ボールを収める事が出来たんじゃないでしょうか。

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