松田浩監督（アビスパ福岡）記者会見
2005Ｊリーグ　ディビジョン２　第36節　水戸ホーリーホックvs.アビスパ福岡


試合を振り返って

　内容はともかく、この時期は勝ち点３が一番欲しいところで、そういう意味では、最終的には３−０という形になりましたし、結果的にはほっとしているところです。前半、立ち上がりに点が取れなかったときに、それから段々相手のペースになったんで、嫌な感じがしましたけれど、悪くなってから点が取れたのは非常に助かったなという気がします。中々、簡単な試合はないし、今日の試合も難しいと思っていましたけれど、いい時間帯に先制点、追加点、ダメ押し点と取れたことが良かったかなと思います。


何回か危ない場面もありながら無失点に抑えました。今日の試合に関して、守備の部分の評価はいかがでしょうか。

　特に前半に関しては向こうのミスにも助けられたというのがあるんで、その辺は課題、反省として残ります。けれど、向こうの攻撃の起点のところというのは、こちらのスローインのミスだとか、ビルドアップのまずさからカウンターを喰らうというところだったんで、そういう意味では、守備だけの課題というよりは、攻撃面での課題でもあるかなと思っています。


山形が引き分けて勝ち点が１０に広がったわけですが、これでかなり有利になったと思われますか。それとも、まだまだかなという状況なのか・・・

　まだまだだと思います。１節消化して勝ち点が開いたのは好材料ではありますけれど、まだ８試合もあるということですから、何が起こるかわかりませんし。とにかく、自分たちが勝っていくことだけ。それで相手がどうなるとかということも含めて、とにかく自分たちが勝っていくことだけを問題にしていきたいと思います。


グラウシオ選手が、１試合休みをはさんで６試合連続ゴールなんですが、改めて評価を聞かせて下さい。

　全体の出来としては今日はさほどではなかったと思うんですけれど、先ほども言いましたけれど、前半の悪い時間帯に点を取ってくれるという辺りが。やはり勝つチームには、そういう選手がいるものだし、年間を通して、京都は決定力のある選手を使って流れがが悪くても勝っていくというサッカーをやっていますので、そういう意味では、そのような働きを彼がしてくれたということで大きいですよね。


選手１人、１人が落ち着いている印象がありましたが、そのあたりはいかがですか。

　そうですね、僕の目からは前半はそうでもなかったですね。最初はいい形で入って、そこでは、ある程度コントロールできるなという感触は得たと思うんですけれど、そこでなんとなく、相手に合わせてしまったような感じ、まあ、合わせたというよりも肩透かしにあったような感じ、気合が。それで、ちょっとリズムを崩したような感じで、内容的にはきびきびした感じではない試合になってしまったということ。そのあたりは、自分たちが常にペースを決められるというか、高いレベルで。そういうところが持てれば、もっといいなと。まあ、サッカーというのは、こういう風になりがちなんですけれど、そういうところは感じましたね。

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