アルディレス監督（東京ヴェルディ1969）記者会見
第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会　準々決勝　ザスパ草津vs.東京ヴェルディ1969


試合を振り返って

　非常に嬉しい結果になりました。タフな試合でした。まず、ザスパを讃えたいと思います。ここまで来ることが出来たということは非常に大きな成果だと思います。

　ゲーム前に選手たちに言ったことは、自分たちのサッカーをしなければいけないということでした。ゲームが始まる前から次に進めたと思ってしまったら、大きな間違いになるところでしたけれど、いい姿勢でこの試合に臨むことが出来ましたので、ヴェルディの選手たちを褒めたいと思います。非常にプロフェッショナルに、各局面で思い切り戦っていたと思います。

　幸運なことに、立ち上がり直後にゴールを決めることが出来、それでかなり楽になりました。２点目を決めた後は、ザスパもより前に出てくるようになり、こちらのカウンターのチャンスが増えました。後半に入ってからはザスパが押し込むという場面もありましたが、ディフェンスラインの若手も、しっかりとそれに対応していたと思います。そしてカウンターの中から３点目を決め、それで試合が決定付けられたと思います。

　今日の選手たちの姿勢は素晴らしかったと思います。常に集中していました。そしてパス回しも良かったと思いますし、コンビネーションも多く見られました。何よりベスト４に進むことができたということが一番嬉しいですね。日本でクリスマスを過ごせるということが嬉しいです。今年はまた違ったクリスマスになると思います。


草津の戦い方を分析した結果、ポイントとなるのは、どんなところだとお考えでしたか。

　まず自分たちの守備にかかっていると思っていました。ＦＷのところに、どんどん、どんどん入れてくるという、かなりダイレクトにプレーしてくるチームですので、また、そのボールを受けるＦＷが身体の使い方のうまい選手でしたので、そこが危険だと判断し、選手たちに集中するように指示しました。しっかりと１人が付いて、１人が余るという形が出来ていたと思います。

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