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 webnews 04/11/17 (水) <レポートに戻る>
植木繁晴監督(ザスパ草津)記者会見
第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦 セレッソ大阪vs.ザスパ草津


試合を振り返って

 昨日、ホリコシが勝ったり、大宮が勝ったりして十分セレッソに警戒されるだろうなと、多分気持ちがゆるんだところではこないだろうなというところで、(試合に)入っていってるんですけれど、まあ今のウチのチームの勢いそのままにこのゲームを戦えたというふうに思っています。前半やっぱり向こうのプレッシャーの早さとか技術の差とかをすごく感じた中で、なんとか(前半)ゼロにおさえれば、後半勝負ができるということで選手たちにもこのゲーム1失点までOKだと、必ず2点取れるからということで送り出してるんでね、そのとおり、彼らが実践してくれたということで、今われわれがJ2に上がれるかどうかという状態の中で、本当にこう残り3試合をこのままの勢いで行けるかなということを感じたゲームでした。


西澤選手に籾谷選手を密着マークでつけたと思いますが。

 いや、ヘディングはウチの中で籾谷が一番強いんでね、(西澤が)ターゲットになるだろうというところで、ボクは誰が誰につきなさいという言い方をしてなくて、DF3人プラス鳥居塚で(セレッソの)前の3人をケアしなさいという言い方をしたんで、自然に彼が西澤についたようになったと思いますけど。


今おっしゃった2点とれるだろうという点ですが。

 セレッソの方のディフェンスライン3人が非常にコミュニケーションが悪いという部分と、両サイドを両サイドの中盤の選手たちがカバーできないというのは分析してあったんで、そこを突いていけば必ず中央で混乱が起きるだろうということで、2点くらいは(セレッソの)このディフェンスならとるだろうという風に言っただけですけど。


1点取られた前後でチームががらっと変わったと思うんですけどチームの中でどういった変化があったんでしょうか?

 まあ、ずっとゼロで押さえているけれどもかなりやられていた、ポストに当たっている分もあるんでね。彼らの中でちょっとふっ切れた部分があるんじゃないですか、やられたから行かなければいけないという気持ちの切り替えがあったという部分と、それからマルキーニョスを入れたことで攻撃に勢いがついたという部分だと思いますが。


昨日の結果でセレッソの気のゆるみにつながらないだろうということですが、逆にザスパ側に勢いが出てきたということはありますか?

 いやそれはあまりないですね。彼らにはこのゲームで自分の持っているものを120%出した中でJ1の選手たちとの差を感じなさいとそれが、残り3試合それから来シーズンにつながって行くんでね。もしビビったり緊張したりしてこのゲームをきちっと自分の持っているものを出せなければ、そういう差というのは感じられないんで、持っているものを全部出しなさいという言い方をしたんでね、特に昨日そういうゲームがあったからというんで、ウチをどうしようということはなかったですけれども。


J1との差は?

 やっぱりファーストタッチが違うし、それから動き出しの早さというものも違いますんでね。この辺は慣れだけではなくて、そういうことをトレーニングの中で求めないとなかなか改善できないだろうというふうに思います。


大久保選手が出てきたら、どういうことに気をつけるように伝えていましたか?

 そうですね、言ってしまってもいいのかわからないですけれど、大久保選手はフィールドの攻めている向かって右の半分では仕事ができるけれども左に入ったときには仕事ができないんで、そのときは飛び込まなくていいと、(こちらから見て)右側に入ったときには仕事をしてくるからスピードを消しなさいという言い方はしてあります。


先週金曜日の大塚製薬戦のあとどれくらいの時間をかけてセレッソ戦の対策をされましたか?
 
 3日くらいですかね。一応ミーティングをして向こうの特徴、突きどころを話ししてトレーニングの中でチームとしてのコンセプトを作っていくということで、3日ほどかけて。


マルキーニョスを入れたのは予定どおりでしょうが、、、。

 そうですね、マルキーニョスを前の大塚戦のときに使っていないんですね。大塚(セレッソの間違い?)がウチのゲームを見にきていたというのを聞いてましたんで、マルキーニョスを入れたら、たぶん向こうは困るだろうと思っていましたんで、どこかで彼を使ってという気持ちがあったんでね、1点先行される前から(後半)25分過ぎたら入れるからという話はして、交代用紙は書いていたんであとはタイミングだけでしたけれども。


セレッソの分析という点ではNHKでの解説の仕事が役立ちましたか?

 それもあるし、ここ最近5試合くらいのビデオを見まくっていて、その中で分析していますけど。確かに現場で見ることも多いんで、すごく自分の中ではJの各チームの分析をできてはいるんですけれども、もう一度見直すのにそれなりの時間はかけています。


5回戦のことは?

 また、それはその週になってから考えます。とりあえず残りリーグ3試合あるんでね。これをきっちり勝たないといけないと思っていますんで、その先は先で考えようと思っています。


小林伸二監督(セレッソ大阪)記者会見
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