小野寺志保選手（日テレ・ベレーザ）試合後のコメント
第25回全日本女子サッカー選手権大会　決勝　田崎ペルーレvs.日テレ・ベレーザ


　全員の力を合わせて、ぎりぎりのところで追いつくことができて、うちのチームの力には自信がもてたし、すごくいいチームだと思っています。それでも足りないところがあるということですから、結果を受け止めて次につなげたいと思います。


２年連続の田崎との決勝戦になりましたが、やはり雪辱しようという気持ちが・・・

　大きく思えば、そういうこともありますけれど、そういうものよりも、今年の一つ一つのチームの積み重ねみたいなものを感じていたので、ただ、この決勝で勝ちたいという気持ちだけでした。


リーグ戦、全日本と田崎に優勝を奪われた形になりましたが。

　実際には、リーグ戦では田崎に１勝１分と負けていなかったので、そういう意味では悔しかったですけれど。今年は若い選手がたくさん入ってきて、チーム作りのほうに時間がとられたので完成したチームで戦えなかったというのが１年を振り返っての感想です。いま、選手権が終わって、やっと少しずつチームらしさが芽生えてきて、１人、１人の自覚と責任ができてきたので、これからチームとして成長できる時期だと思うし、自分自身も成長していきたいと思います。


前半は田崎に押し込まれる展開が続いたんですが、後ろからはどんな声をかけていたんですか。

　細かいパスが多くて、近いところを見てミスになっていることがすごく多かったので、なるべくひとつ前まで飛ばそうということと、あとは消極的なパスミスをしないようにということは、ずっと言い続けていました。


後半になって流れがベレーザに傾きましたが、なかなか点に結びつかなかったですね。

　絶対に取れるという自信があったんで、あの流れの中でもう１点来てればと思います。


PK戦に入るとき、キャプテンとして、ＧＫとして

　そうですね、絶対に止めるっていう気持ちがあったので、止められなかったことはチームに対して申し訳なく思っています。でも、これからもっともっと自分が伸びるためにも、この結果を受け止めて頑張っていきたいと思います。


来シーズンに向けての抱負を聞かせてください

　まだ作り始めたばかりのチームで、本当に若い選手が多いので、気持ちがバラバラになったりしてしまうことがあるんですけれど、それを上に立っている人、中堅どころがあきらめないで、常に声を出してチームをまとめることだと思います。サボっているわけではないんですけれど、あきらめたら簡単に終わってしまう脆さが今年はあったんで、そういうところを、もっともっと注意して、いいプレーをして、次はもっといい笑顔でインタビューを受けたいと思います。