松田監督（福岡）記者会見
2003Ｊリーグ　ディビジョン２　第15節　アビスパ福岡vs.サガン鳥栖

試合を振り返って

　得点が早いうちにああいう風な形で取れると、試合というのは非常に楽なもんだなっていうふうに思っています。２点じゃなくて３点というところが、後半に１点入れられたときにも大きかったし、その後、１点返されたときも４点目がこっちに来ていたので、試合展開としては非常に楽に進められました。そういう意味では、いい時間帯と形で点が取れたなというのが率直な印象です。以上です。


宮崎選手がハットトリックなんですが、いかがですか。

　持ち味を存分に出してくれたと思います。もうちょっと取れてたかなと思うほど彼のところにチャンスが来ていたんですけれど（笑）。フラットなラインを切り裂くような動きは有効だったし、相手にとってはいやだったんじゃなかったかと思います。


宮崎選手をあの位置で使う意図というのは、どういったところにあるんですか。

　宮崎ですか？いま言ったように、ベンチーニョが林と２トップを組んでいますけれど、どっちかというとゲームメイクのような仕事を、リンクマンというか、やる関係で、林の周りとか裏のスペースに、宮崎や宮原が出てほしいなというのが狙いですね。特に宮崎のほうですね。


３点とった後に２点を失ったわけですが、守備を関して指示はなかったんでしょうか。

　守りに入ることだけは避けようと。同じ試合を、後45分進めるんだということを、まずは徹底しました。前半を無失点で終えられたのは、そういう姿勢を貫いていたからであるし、守備に関してはブロック作った後のファーストディフェンスの質が、今日は良かったんじゃないかなと思います。前半はあまりピンチを迎えなかったというのもあったので、下がりすぎて守備に入るんじゃなくて、なるべく高い位置でということを、そのまま続けようということにはしていました。ただ、相手がロングボールになってきたんで、下げざるを得なかったんですけれど。