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少々後悔しました
中越大震災復興支援チャリティマッチ　なでしこジャパンvs.アルビレックス新潟レディース

文／石毛大介

　７月１７日の対名古屋戦以来のビッグスワン。今日はいつものＪではなく、アルビＬの試合観戦。対するは、なでしこＪＡＰＡＮ。「ＴＳＵＴＡＹＡカップ 小林幸子 中越大震災チャリティーマッチ」の観戦です。そして翌日はＪリーグの対千葉戦。初の２連泊での試合観戦です。

　今まで、なでしこの試合は何度か見たことありますが、アルビＬの試合は初。アルビを追うものとしては、ちょっとていたらくかもしれませんね・・・。お許しを・・・。もちろん初ですから何の事前情報もありません。でも逆にそのほうが、見たまますんなり取り込めるからいいのかな、と。ただ相手は日本女子Ａ代表。Ｌ２の２位とはいえ、その差は歴然。「圧倒的な差を見せられるどころか、きっとサウンドバッグ状態だろうな・・・」と試合前考えていました。

　また今日の観客動員数に驚きました。その数、約21,000人。無料招待券もかなりいたようですが、それでもこの動員数はスゴイと思いました。女子の試合では、千単位も珍しいと思いますが、万単位ですからね・・・。

　試合前から和やかな雰囲気。日本ゴール裏から新潟コールがあれば、新潟ゴール裏からは、バモニッポンやニッポンコール。また両方ゴール裏から幸子コールもありました。また新潟ゴール裏は、いつものアルビの試合からすれば、数はかなり少ないんですが、大きな声援がスタジアムを包みました。たとえ点差が放されていっても、最後まで止まない声援。きっとアルビＬの選手らも励まされたに違いありません。いや素晴らしい・・・

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　さて試合早々アルビＬは失点します。そして最終的には９失点。０−９の敗戦です。得点差を見ても力の差は明らかですが、その試合展開は９点差以上のものがありました。オリンピックとかの一次予選のようで、シュートやパスの精度。跳ぶ、走るなどの単純なスプリント能力。判断の正確さ、速さ。フィジカルの強さ。球際の強さ等々・・・。アルビＬが当りにいってボール奪取を試みますが、逆に弾き飛ばされるシーンも何度も目にしましたし、アルビが中盤でボールキープして、ルックアップし状況判断をしている間に、なでしこの選手らにプレスされてしまい、ボール奪取されてしまいます。

　完全な一方的な試合。もう何点入ってしまうのか・・・。そんな試合展開です。「さすがにちょっと酷すぎるよな・・・　アルビ、ヤル気なくすだろう・・・」。試合を見ながら考えていました。が、アルビの選手たちは、誰一人投げやりにプレーする選手はいませんでした。点差は広がる一方ですが、決して手を抜かず、９０分間フルにひたむきにプレーし続けてくれました。

　当りにいっても弾かれると思っていても当りにいき、かわされると分かっていてもプレッシャーをかけ、追いつきそうになくても最後まで追いかける。素晴らしいチームだと思いました。試合後のアルビＬの片桐ひろみ選手のコメントは「どんなにキツい試合になっても最後まで下を向かずに戦おう」というもの。他の選手も異口同音に語っていたようです。気持ちの部分では、なでしこに負けていない、いや互角以上のものを感じました。その勇敢な姿勢を見れば語らずとも分かりますヨ。

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　日本女子サッカー最高の選手らが集い、それに対峙したアルビＬ。今日の体験を今度に生かしてほしいと思います。こんなチャンスはないと思いますからネ。そして選手個々人が体感したものを十分に吸収し自分の中に取り入れることによって、今後のアルビＬの、そして選手個々人の発展に繋がると思いますし、それを願って止みません。

　今日が初めてのアルビＬの試合観戦でしたが、少々後悔しました。なぜ今までアルビＬの試合観戦をしなかったのだろうか、と。こんなにもひたむきプレーをしてくれるチームの応援に行かないなんて・・・。思わず反省してしまいました・・・。ただ今は男子アルビで精一杯ですのでネ・・・。身体２つあればいいんですが・・・。でもどれだけできるか分かりませんが、今日のこのアルビＬからもらった感動は胸にしまい、できるだけ観戦しに行こうと心掛けたいと思います。今日は本当にアルビＬに「ありがとう」と言いたいです。では。